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麻疹(はしか)のこと

先日、松戸市内での麻疹発症について記事を書きましたが、
今でも関西国際空港での感染者が相当数出ているようです。

まだ、習志野市はじめこの近辺での発症者はいないようですが、
潜伏期間が約2週間前後ですので、まだしばらくは注意が必要です。

麻疹はとても怖いです。
空気感染する可能性があり(発症者と会ってなくても感染)、
感染力が強く
しかも免疫のない人が感染すればほぼ100%発症すると思われます。
しかも発症すれば、かなりキツい症状になり軽症で済むことはほとんどありませんので、
自宅療養では対応できず入院加療になることも多々あります。
脳炎や人工呼吸管理を要する肺炎など、重篤な合併症も珍しくありません。
麻疹に対する特異的な治療手段はありませんので、
唯一の防衛手段はワクチンにより免疫をつけておくことになります。

免疫のない人、特に6~12ヶ月の乳児は特に心配です。
万が一、この近辺で麻疹流行の兆しが出てくるようなら、
任意接種にはなりますが緊急避難的にワクチンを接種することを検討した方がよいかもしれません。
また、実際に属する集団において発症した場合はガンマグロブリンの筋注も選択肢ですね。

いやー、考えると恐ろしくなります。
このまま流行が拡大せず落ち着いてほしいものです。

コメント 3件

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baby  

先日、他の小児科でインフルエンザの予防接種を受けた際、おたふくかぜが流行っているから、2回目も早めに打つことをお勧めしていると説明がありました。
もともと、2回目は年長の頃とのことで、今は2歳半なのでまだ先かなと思っていました。
以前も千葉で日本脳炎の患者さんがでたとのことで、予定より早い8ヶ月の時点からワクチン接種をしたように記憶しています。

ワクチンの接種間隔や時期を変えても効果は変わらないものなのでしょうか??
佐藤先生のところでも、おたふく風邪の2回目を早めに打つことを推奨されていますか?

2017/12/06 (Wed) 23:39 | 編集 | 返信 |   
佐藤裕幸  
Re: タイトルなし

おたふくワクチンの接種間隔について、絶対的な決まりはありません。
小児科学会では、MRと同様に年長(小学校入学1年前)を推奨しておりますが、
世界的な視点で見ると、他の国々の接種間隔は様々です。
大切な視点は、”最も感染するリスクの高い時期に十分な抗体を持っていること”です。
おそらく、保育園/幼稚園の時期(罹患者の60%は3~6歳という国内データあり)でしょう。
当院では、1歳時に1回目、3歳以降で患者さんが希望する時期に2回目を接種しております。


> 先日、他の小児科でインフルエンザの予防接種を受けた際、おたふくかぜが流行っているから、2回目も早めに打つことをお勧めしていると説明がありました。
> もともと、2回目は年長の頃とのことで、今は2歳半なのでまだ先かなと思っていました。
> 以前も千葉で日本脳炎の患者さんがでたとのことで、予定より早い8ヶ月の時点からワクチン接種をしたように記憶しています。
>
> ワクチンの接種間隔や時期を変えても効果は変わらないものなのでしょうか??
> 佐藤先生のところでも、おたふく風邪の2回目を早めに打つことを推奨されていますか?

2017/12/31 (Sun) 11:24 | 編集 | 返信 |   
baby  

お忙しい中、ご回答をありがとうございます。
ワクチン接種の大切な視点〜リスクが高い時期に合わせる〜について、そうだったんだ!と初めて知りました。
年長の頃にまたお願いしたいと思います。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください^ ^

2017/12/31 (Sun) 22:40 | 編集 | 返信 |   

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